Thunderbolt 4 vs USB-C:あなたのワークフローに最適なTESmart製デュアルモニターKVMスイッチはどっち?

デュアルモニター環境を構築しようとする際、多くの人が直面するのが「USB-Cか、それともThunderbolt 4か?」という問題です。どちらも同じ形状のポートを持っていますが、その性能や対応範囲、使い勝手はまったく異なります。

TESmartは、この2つの規格の違いを踏まえたKVMスイッチを展開しています:

  • HDC202-P23 – USB-C対応のデュアルモニターKVMスイッチ

  • HDC202-X24 – プロ仕様のThunderbolt 4対応KVMスイッチ

では、自分に合うのはどちらなのでしょうか?その違いと選び方を詳しく見ていきましょう。


目次

  1. Thunderbolt 4とUSB-C:本当の違いとは?

  2. KVMスイッチにおけるThunderbolt 4の優位性

  3. HDC202-P23:日常業務に最適なスマートUSB-C KVM

  4. HDC202-X24:クリエイターやプロ向けThunderbolt 4 KVM

  5. 実際の利用シナリオで見る使い分け

  6. Macユーザー向けの重要な互換性の注意点

  7. クイック選定ガイド

  8. まとめ:見た目は同じでも、中身はまったく違う


1. Thunderbolt 4とUSB-C:何がどう違う?

USB-CとThunderbolt 4は同じリバーシブルコネクターを採用していますが、その内部仕様は大きく異なります。

機能 HDC202-P23 (USB-C) HDC202-X24 (Thunderbolt 4)
コネクター種別 USB-C(DP Alt Mode) Thunderbolt 4(USB-C形状)
映像帯域 最大21.6Gbps(DP1.2) 最大40Gbps(DP1.4対応)
デュアルモニター出力 4K@60Hz ×2(Alt Mode対応機のみ) 4K@60Hz ×2(TB4規格で保証)
USB周辺機器速度 USB 3.2 Gen 1(5Gbps) USB 3.2 Gen 2(10Gbps/ポート)
拡張ポート なし Thunderbolt 4拡張ポート付き
互換性 USB-C / Thunderboltに対応 Thunderbolt 4/3、USB4、USB-Cに広く対応
推奨用途 一般的なデュアルモニター環境 高性能・マルチホスト運用向け

どちらのモデルもHDMI経由で4K@60Hzのデュアル出力に対応していますが、Thunderbolt 4は安定性と性能保証の面で一歩上を行きます。


2. Thunderbolt 4がKVMで優れている理由

TESmartのHDC202-X24のようなThunderbolt 4対応KVMは、単なる“上位モデル”ではなく、将来を見据えたプロフェッショナルな選択肢です。

Thunderbolt 4搭載KVMの主なメリット:

  • 最大40Gbpsの帯域で非圧縮映像&高速データ転送が可能

  • OSを問わず安定したデュアルモニター出力(macOS/Windows対応)

  • MacでもMSTに近いマルチディスプレイ運用が可能

  • SSDやカメラ、キャプチャーボードを接続できるTB拡張ポート

  • 映像・データ・制御信号を1本のケーブルで一括管理

高性能な機器を複数同時に扱うなら、Thunderbolt 4対応のKVMスイッチは不可欠です。


3. HDC202-P23:日常プロフェッショナル向けのスマートUSB-C KVM

DisplayPort Alt Modeに対応したUSB-Cポートを備えるノートPCやデスクトップ向けに設計されたモデル。コンパクトで扱いやすく、オフィスワークに最適です。

  • デュアルHDMI 4K@60Hz出力

  • 入力:USB-C + HDMI + DisplayPort + USB-B

  • Windows / macOS / Linux対応

  • ホットキー切替・EDIDエミュレーション搭載

  • ファンレス静音設計

おすすめユーザー:

  • 一般的なオフィスユーザーや在宅勤務者

  • USB-C搭載WindowsノートPCの開発者

  • シンプルなUSB-Cデュアルモニター環境を求める人


4. HDC202-X24:プロフェッショナル&クリエイター向けThunderbolt 4 KVM

M1 Pro / M2 Pro / M3 Pro以降のMacBookや、ハイエンドWindowsマシンに最適な構成。柔軟な入力と拡張性で、パワーユーザーのニーズに応えます。

  • Thunderbolt 4入力+TB4拡張ポート搭載

  • デュアルHDMI 4K@60Hz出力

  • USB 3.2 Gen 2(10Gbps)ポートで高速周辺機器に対応

  • 2台のホスト間をスムーズに切替

  • Thunderbolt 4/3、USB4、USB-C対応ホストと互換

おすすめユーザー:

  • M1 Pro / M2 Pro / M3 Pro以上のMacBookユーザー

  • ソフトウェア開発者、映像編集者、データ解析者

  • SSDやキャプチャーデバイスを含むマルチホスト環境の構築者


5. 利用シナリオ別おすすめ構成

シナリオ①:USB-Cノートのハイブリッド作業環境

  • 構成:WindowsノートPC + MacBook Air

  • 推奨モデル:HDC202-P23

  • HDMI+USB-C(Alt Mode)でのデュアル出力

  • 静音性も高く、スムーズな切替操作

  • ビジネス用途に最適

シナリオ②:クリエイター向け高性能デスク環境

  • 構成:M4 MacBook Pro + TB4対応PC

  • 推奨モデル:HDC202-X24

  • 1本のThunderboltケーブルで4K@60Hz×2出力

  • 外付けSSDもTBポート経由で接続可能

  • USB機器もラグなしで快適操作


6. Macの互換性に関する重要な注意点

Apple Silicon搭載の一部Mac(例:M1/M2 MacBook Air、M2 13インチMacBook Pro)は、ハードウェアの制限により外部ディスプレイ1台のみの出力に対応しています。

そのため、Thunderbolt 4 KVMに接続しても、拡張表示でのデュアル出力はできません。

複数モニターを利用するには:

  • M1 Pro / M2 Pro / M3 Pro 以降のMacBook Pro

  • Mac Studio または Mac mini(Proモデル)を推奨


7. クイックモデル選定ガイド

ニーズ 推奨モデル
コスト重視のUSB-C KVM HDC202-P23
HDMI + DP + USB-C混在入力対応 HDC202-P23
Thunderbolt帯域と拡張性が必要 HDC202-X24
高速USB周辺機器を使いたい HDC202-X24
ケーブル1本でスッキリ配線したい HDC202-X24

8. まとめ:同じポート、異なるパフォーマンス

USB-CとThunderbolt 4は見た目こそ同じですが、その性能と対応範囲には明確な違いがあります。
オフィス用途であればUSB-Cでも十分ですが、高速で安定したマルチモニター環境を求めるならThunderbolt 4が真価を発揮します。

MacBook Proやマルチホスト構成でのKVMスイッチを検討中なら、TESmartのUSB-C & Thunderbolt 4対応モデルがあなたの環境を確実にレベルアップしてくれるでしょう。


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